観山正見 国立天文台台長
(写真/飯島 裕)
人類や様々な生き物をはぐくむ地球は、太陽系で3番目の惑星です。いつもは、仕事や学業、社会の動きへの対応、同僚や友達との会話など、日ごろの暮らしに追われていて、我々が宇宙の中に存在していることなど忘れてしまっています。でも、我々は広大な宇宙の中の小さな存在であることは事実です。夜空に輝く星々の存在で気がつかされます。
星々の中で、惑星という特別な星があることを皆さんはご存じでしょう。大変明るい星に、明けの明星や宵の明星があります。これは、「金星」という惑星です。そのほかに、2003年に大接近した赤い星「火星」、望遠鏡で見ると表面に縞模様が見える「木星」や、美しいリングを持つ「土星」も惑星です。惑星は、太陽や他の恒星と違って、自分では輝いていませんが、太陽が形成された後に、その周辺にできた小さな天体です。
2006年、国際天文連合の総会の結果、それまで惑星の仲間であった「冥王星」が新しい種族である準惑星に区別されました。この結果、我々の太陽系の惑星は、太陽に近い方から、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8個であることになりました。それぞれの惑星には、個性もありますし、共通点もあります。
惑星の名前は知っていても、実際に肉眼で見たことはあるでしょうか。水星、天王星、海王星などを実際に見たことありますか?
2007年6月1日より、国立天文台は日本望遠鏡工業会との共催で「惑星ぜんぶ見ようよ☆」キャンペーンを一年間実施します。国立天文台の施設や、各地の公開天文台の望遠鏡で観測するのも良いでしょう。望遠鏡をお持ちの方は、この機会にすべての惑星を実際に見てみようではありませんか。
「惑星ぜんぶ見ようよ☆」実行委員会は、さまざまな形で、多くの方が惑星を見ることができるようサポートします。また、見た惑星の種類に応じて、国立天文台から認定証を差し上げます。
きっと、あなたの中で新たな発見と感動が実現されることでしょう。
2007年6月1日
実行委員長 観山正見(国立天文台 台長)
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