王様は1年ごとに十二宮をめぐる
木星は8惑星中ダントツの大きさを誇る惑星です。ただし、地球からやや遠い分、明るさは金星より劣ります。しかし、いつも太陽の近くにある金星とは違って、地球の外側を回る木星は真夜中でも見ることができます。星座の星々と比べても圧倒的に明るいので、時期さえ正しければ簡単に見つかるでしょう。
木星は太陽のまわりを12年かけて1周します。1年で1周する地球から見れば、ほとんど動いているようには見えません。でも長い目で見れば、1年ごとに「黄道十二宮」の星座を1つずつめぐっています。
2007年夏休みが観察の好期
2007年の木星は、黄道十二宮の「さそり座」付近にあります(正確には、「へびつかい座」の中です)。さそり座は夏を代表する星座で、木星も夏に見ごろを迎えることになります。2007年6月6日、太陽・地球・木星がこの順で一直線に並び、木星は真夜中に真南の空に見えます。そのあとは、夏の星座といっしょに少しずつ夕方の空へと移動してくるので、夏休みのころが一番見やすいでしょう。なお、木星の下に赤く輝いていているのがさそり座のアンタレスです。
その後も、夏の星座の中で大きく動くことなく、冬には太陽と同じ方向となり見えなくなります。そして、2008年の春ごろには再び明け方の東の空に登場、夜半過ぎに昇るようになってきます。
