事前の準備が鍵をにぎる
見られるチャンスが少ない水星は、用意周到に準備をして探し出しましょう。あらかじめ地平線近くまで見渡せる場所を見つけて、水星の見える方位を調べておきましょう。夕方に見るなら西の方向、明け方に見るなら東の方向が開けていることが大事です。
見ごろを迎えたときの水星は明るいのですが、地平線に近いのでほとんど目立ちません。近くに月などの明るい天体があれば、目印にしましょう。どうしても肉眼で見つからない場合は、双眼鏡やフィールドスコープを使うとぐっと楽になります。予報から大体の位置の見当をつけておき、周辺の空にくまなく向けてみましょう。明るい星が視野に入ってくれば、まず間違いなく水星です。
地球の内側にある水星は、金星のように満ち欠けします。しかし、地球から見た見かけの大きさが小さい上に、地平線に近くて大気の影響を大きく受けるため、観察するのは困難です。もっとも太陽から離れたころに、望遠鏡で100倍に拡大すると、条件がよければ半月のように見える程度です。
※水星を見る際、天体望遠鏡はもちろん、双眼鏡やフィールドスコープでも太陽を見るのは危険です。最悪の場合、失明する可能性もありますので、絶対に太陽を見ないようにしてください。