惑星観察のヒント
「これまで星空を眺めたこともないよ」という方のために、コツをお教えしましょう。惑星をきっかけに、ほかの天体も見てみようというときにも役立つはずです。
どの季節に何を探せばいいのか知りたい方には、「観望カレンダー」がおすすめです。シルバーやゴールド認定証を狙っている方は、「惑星を観察するための機材」も必見です。
ブロンズ認定証を目指す方(金星・火星・木星・土星の観察)
- 動くと言っても、飛行機とは違う!
- 惑星がほかの星と違うのは、星座の中を動き回るからです。といっても、数日間観察しないと動いていることはわかりません。逆に言えば、みるみる間に動く明るい星を見つけたら、間違いなく飛行機か人工衛星です。
- 一日単位で見れば、惑星はほかの星とほぼ同じ動きをします。「北極星」を中心に24時間で空を一周するので、肉眼ではほとんどわからないはずです。
- 地上の光が目に入らないようにしよう
- 天体観察をするなら、街から遠く離れた暗い場所へ行くのが理想的です。でも、惑星を見るだけなら都会でも問題ありません。天王星や海王星も、双眼鏡で見ることを考えれば大丈夫です。
- そのかわり、直接光を浴びるような場所はさけましょう。まぶしい光を見ないようにして目を慣らせば、都会でも案外多くの星が見えてくるものです。
- 見える方角を確認しよう
- 「何月何日の何時ごろ」というのはわかってても、いざ空を見上げると、どの方角を見ればいいか忘れてしまっているものです。見たい惑星がどの空にでているか、しっかり確認しましょう。トップページの星図を役立ててください。
- 観察する場所を選ぶときも、方角は大切です。惑星は北の方角に見えることはないので、南の空が開けていることを重視しましょう。とくに、地平線近くの惑星を見るのなら、東や西の方向に障害物がないか確認してください。
- 防寒対策は大切
- 夜空を見上げている間は動かないので、いつもより寒く感じられます。夏でも、油断してひと晩じゅう半袖で過ごすとカゼをひきますので、十分気をつけてください。
- 「またたかない」のが目印
- 星は、空気の影響でまたたいて見えます。ただ、多くの星がどれだけ拡大しても点にしか見えないのに対して、惑星は大きさのある天体です。肉眼では点にしか見えなくても、空気のゆらぎによる影響が小さくて、ほかの星よりもまたたきが小さいのです。
- 絶対に太陽を見てはいけません
- 8惑星を見たら、太陽にも興味がわくかもしれません。しかし、だからといって直接見てはいけません!双眼鏡や望遠鏡で見るとそれだけで失明の危険がありますが、肉眼で見ても目を痛めるおそれがあります。昼間に水星や金星の観察に挑戦する場合は、要注意です。
シルバー認定証を目指す方(水星の観察)
- 地平線付近はとても見づらい
- 地平線に近い星は、それだけ分厚い、しかもよどんだ大気を通して見ることになります。惑星がほかの星と比べてまたたかないとはいっても、地面すれすれでは事情が違います。さらに、場所によっては建物などが邪魔になりますので、観察地選びは慎重に。
- 肉眼が無理なら、双眼鏡やフィールドスコープで見よう
- 水星は、光度だけ見ればとても明るい星です。しかし、地平線に近い上に、空は薄明かりに照らされているので、肉眼で見つけるには透明な空気と慣れが必要です。小さなもので十分なので、機材を用意しましょう。
- 早めに準備しよう
- 宵の水星を見るためには、日が昇っているうちに、地平線近くまで見通せる場所を見つけておくべきです。太陽が沈んだ方角は、水星を探すときの基準にもなります。
ゴールド認定証を目指す方(天王星・海王星の観察)
- ほかの星を目印に
- 双眼鏡やフィールドスコープで星空を拡大すると、迷子になりがちです。日常生活で、行ったことのない場所を訪れるときは、地図を片手に目立つ建物などを目印にして進みますが、惑星を探すときも同じようにしましょう。まず、肉眼で見比べられる星や、特徴的な星の並びを見つけて、そこから1つずつ、星の位置を星図と見比べるのです。
- 最終手段は、動きを追うこと
- 倍率が低い機材では、視野の中に天王星や海王星があっても、ほかの星との違いがわからないかもしれません。なんとなく見当がついても、確信できない方もいるでしょう。そんなときは、まわりの星といっしょにスケッチしておきましょう。周辺の星図を白黒反転印刷すると便利です。数日おいて観察すれば、自信を持って申請できるはずです