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土星

土星といえばリング

土星とそのリング

リングのなかで黒く見えるのが「カッシーニの間隙」。空の条件がよければ小さな口径の望遠鏡でも確認できる(2007年2月12日、末吉 修氏撮影)

土星のリングを見るためには、口径4cm以上のレンズを備えた機材で30倍以上に拡大しなければいけません。一般的な双眼鏡では倍率が足りませんが、フィールドスコープなら条件を満たすものもあります。

リングの存在が確認できただけでも感動を味わえることは間違いありませんが、さらに口径の大きな望遠鏡で、よりリングらしい姿を見たいものです。本格的に天体観察をしようという方は、口径が20cm以上ある望遠鏡の購入を検討するのもよいでしょう。天文台や科学館に出かけて大型望遠鏡の見え味を体験するのも、方法の1つです。

倍率を100倍以上にすると、土星を取り巻いているのが単なる「リング」ではないことがわかるでしょう。「カッシーニの間隙(かんげき)と呼ばれるすきまで、リングが内側と外側に仕切られているのです。ちなみに、こうしたすきまは無数に存在して、土星のリングは何重にもなっていることがわかっています。

望遠鏡をのぞきこむときは、天候とピント合わせには十分注意しましょう。晴れているように見えても「もや」や気流の影響で天体が大きくゆらぐことがありますし、地平線からの高さが低いと、その影響はさらに大きくなります。また、初めて土星に望遠鏡を向けたガリレオは、望遠鏡に狂いがあったために「土星に耳がある」と勘違いしてしまったのだと伝えられています。