惑星ぜんぶ見ようよ☆

天王星

新しい世界への第一歩

天王星のデータ

半径 25559km
体積 地球の63倍
質量 地球の14.54倍
自転周期 0.718日(17.2時間)
公転周期 84.0223年
衛星 27個
太陽からの距離 地球の19.2184倍

理科年表平成19年度版による

天王星

文明がはじまったころから、水・金・火・木・土に地球を加えた6つの惑星はよく知られていました。もちろん、特定の発見者はいません。長い歴史の果てに、1781年、ついに一人の人間が惑星を「発見」するという偉業をなしとげました。それがイギリスの天文学者、ウィリアム・ハーシェルです。

初めて惑星が増えたことに対する社会的な反響は、初めて減った2006年のことを考えれば、相当なものだったことでしょう。その業績を記念して、7番目の惑星は一時期「ハーシェル」と呼ばれていましたが、その後ギリシア神話の神「ウラヌス」と名付けられました。日本などでは「天王星」と訳されています。

ハーシェルが大発見をなしえたのは、望遠鏡のおかげです。理想的な条件で見れば、天王星を肉眼で見ることも不可能ではありませんが、望遠鏡で外見や動きを正確に観測できなければ、惑星だとはわかりません。ハーシェルは腕利きの望遠鏡制作者にして優れた天文学者でもあり、天王星以外にも重要な発見が数多くあります。大きな望遠鏡で宇宙を探る時代を切り開いたと言っても過言ではありません。

21世紀の現在、世界には国立天文台のすばる望遠鏡をはじめ数多くの巨大望遠鏡が存在し、太陽系どころか宇宙の果てを見ることに挑戦しています。

よほど空が暗いところにいない限り、天王星を観察するには双眼鏡などが必要です。でも、だからといって面倒くさがらないでください。ハーシェル以降の社会や天文学がそうだったように、まったく違う世界を眺めるきっかけになるはずですから。

画像解説

ハッブル宇宙望遠鏡が赤外線で撮影した天王星。大気のようすや淡いリングが強調されて写っている。周辺の星は、天王星の衛星だ。ちなみに、画像からもわかるように、天王星は横倒しのままで太陽のまわりを回っている(©NASA/JPL)