惑星ぜんぶ見ようよ☆

金星

美しさの裏には過酷な素顔も

金星のデータ

半径 6052km
体積 地球の0.857倍
質量 地球の0.815倍
自転周期 243.02日
公転周期 0.61521年
(224.7日)
衛星 なし
太陽からの距離 地球の0.7233倍

理科年表平成19年度版による

金星

その美しい輝きから、ギリシア神話に登場する美の女神アフロディテ(ローマ神話ではビーナスに相当)になぞらえられた金星。太陽と月を除けば、金星ほど明るい天体は存在しません。夜空に輝く星座の星々でとくに明るいものは1等星と呼ばれますが、金星の明るさは標準的な1等星の100倍もあります!

金星がこんなにも明るいのは、地球に近いところを回っているせいもありますが、その上にぶ厚い大気をまとっていることも原因です。雲が太陽光のほとんどを反射するわけです。

美の女神だけに着飾っている? いえいえ、それどころか着込みすぎて大変なことになっています。気圧は地球の90倍で、それもほとんど二酸化炭素。ものすごい温室効果がはたらいて、表面の気温はおよそ500℃にもなり、太陽系の惑星でもっとも熱い地獄のような世界です。

「温暖化」が人ごとではないとはいえ、別の惑星である地球から見れば、金星は美しい星です。空に昇っている時間は限られていますが、見つけることができれば目が釘づけになること間違いありません。

画像解説

金星の地面はレーダーを使わなければ撮影できない。一方こちらは、金星の南極で渦巻く厚い雲を、欧州宇宙機関(ESA)の探査機ビーナス・エクスプレスが2006年にとらえたものだ(©ESA/MPS, Katlenburg-Lindau, Germany)