惑星ぜんぶ見ようよ☆

金星

輝きを楽しんだら満ち欠けも観察しよう

宵の明星

宵の明星(中央)。太陽の薄明かりが残っている中でも、地上の光に負けぬ輝きを放っている(2002年7月19日、大熊正美氏撮影)

金星の満ち欠け

金星の満ち欠けの移り変わり。太陽と地球の間にあるときは、姿は大きいものの光がほとんどあたらない。逆に太陽の反対側にあるときは、小さく見えるかわりに全面に光があたっている。太陽から一番離れたときは半月、一番明るいころは三日月状に見える(大熊正美氏撮影)

金星をただ見るだけなら、観望好機の正しい時間(夕方か明け方)に正しい方角(西か東)を向けば、まず見間違えないでしょう。逆に明るすぎて飛行機やUFOだと思ってしまう方も多いようですが、1分ほど眺めても動いていない明るい星なら金星です。

これだけ美しいと見るだけではもの足りない人もいるでしょう。微妙な変化を見せる空の色といっしょに、写真に収めてみるのはいかがでしょうか。携帯電話のカメラでも手ブレに気をつければ意外に写るようです。コンパクトデジタルカメラやデジタル一眼レフカメラなら完璧です。「夕景モード」があればそれを利用しましょう。フラッシュをオフにしておくのを忘れずに。

もう1つおすすめしたいのが、金星の満ち欠けを観察することです。満ち欠けする天体は月だけではなく、すべての惑星が太陽光に照らされる角度に応じて満ち欠けして見えます。金星は地球の内側にあるので角度がさまざまに変わり、「三日月」や「半月」といった形を観察できます。30倍程度の倍率が得られるフィールドスコープなら、満ち欠けのようすがわかるでしょう。もちろん口径5〜6cmの天体望遠鏡でも楽しめますが、金星の高さが地平線に近い場合、地球の大気に影響されて像が大きくゆらぐことがあります。